鼻が利く人は,右手を縛りつけるマウス以外のものを,もうみつけているかもしれない。
quote:あなたがマウスでパソコンを操作するのに飽きているなら,鼻で操作することも可能だ。オタワ情報技術研究所の発明家は,鼻で操縦するマウス,ノウズを開発した。ノウズを使うにはまずウェブカメラでユーザーの顔を撮影し,鼻部分の25ピクセル部分を記録する。その部分を追尾してカーソルを動かす。左右の目を閉じることで,クリックしたことになる。しかしあるアナリストは,ノウズを使っている様子はかなりマヌケかもしれないと懐疑的にみている。
このニュースを取り上げたThe Registerの記事が,これでネットサーフィンでエロ画像を楽しんでいるとき,右手をマウスの上に置いとかなくてすむねすばらしいと書いてあって笑った。ブラウジングするだけなら,両手がフリーになるわけで,好きに使える。わかりやすい使い方だ。実際,鼻を上下左右に動かしてカーソルを動かすことは可能のような気がするし,アナリストが云っているほどマヌケでもないような気がする。(29インチモニタぐらいなら)画面内のどこに鼻を向けても目は画面の固定個所をみていられるし,クリック操作もたぶん慣れ次第だろう。
もちろん普段の作業をしているときは,両手はキーボードに置いたまま,鼻を動かしてカーソルを操れる。これはこれで,よさ気な「インターフェイス」のような気もする。「フェイス」は「顔」であり,顔を動かしてカーソルを動かすというのは,もっともな操作法かもしれない。鼻であしらう,鼻摘みにする,鼻につく,鼻を欠く,鼻息をうかがう,と,鼻を使う言葉はあまりよい意味がないが,もしかしたら,鼻で笑うことができない,便利な鼻の使い方かもしれない。
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